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きのう谷中の路地裏で ~昭和18年の女の子

2009年03月23日 00:11

20年勤めた会社を退職し、事務所を探す。
独立したら谷中に事務所を構えようと思っていたので
物件を仲間達と探し、
必要な物を買い揃え念願の事務所をオープン。

昨日早速、事務所の隣にある酒屋さんでお酒を買っていると、
レジの上に大きなモノクロの写真が飾ってあった。

写真の下には「昭和18年」と書かれており、
その酒屋さんの家族たちがなんともいい顔で写っている。

「いい写真ですね~」と店のおばあちゃんに声をかけると
「この写真は当時、戦地へ行ったこの店の主に送る為に、在郷軍人会が
撮影したものなんですよ。」
「そうだったんですか、だからみんな笑顔なんですね。
私はこう言う写真が 職業柄好きなんですよ。」

するとおばあちゃんは一冊の本を取り出して来て、きれいな江戸弁で
「この本に、この写真も載ってますよ、お貸しいたしますから、
良かったらごらんなさいな。」とその本を貸してくれた。

その親切に少々驚きながら、
やっぱりこの町にして良かったと思いつつ、
「では、お言葉に甘えて拝読させていただきます。」と
その本をお借りした。

その本にはその酒屋さんの写真だけではなく、
谷中を中心に99枚の当時の人々が写っていた。
その本は写った人々を探すと言うルポタージュだった。
東京大空襲で行方が解らない人たちも多く、
読んでいて少し切なくなった。
だが、読み終わった今はこの町の人々が戦争中、
終戦後をどう生き抜いたかを知る事が出来て、
この時代の人たちの生き抜く力を少しもらえた様な気がしている。

これから、昭和18年にモノクロの写真の中央に立っていた
小さな女の子にこの本をお返しして来ます。

〈銀嶺〉
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