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門前の小僧習わぬ経を読む~全生庵

2009年04月28日 14:10

DSC01410.jpg

今回は「全生庵」でございます。
全生庵と言えば、剣が好きな人にとっては「聖地」であります。
三遊亭円朝でも有名ですが、この際無視。
なにせ、一刀正伝無刀流開祖「山岡鉄舟先生」が開基であるのです。
かく言う私も17年前、流派は違いますが段位を取ったときには雨降る中、
山岡先生の墓前に感謝を込めて居合い20本を納めたのです(大バカ)。
※真似しないように、今なら銃刀法違反で捕まります。

DSC01424.jpg

さて、この金色に輝く仏像は「聖観音菩薩」でございます。
菩薩とは菩提薩埵(ぼだいさった)の略、
簡単に言うなれば「悟りを求める者」、が、故にまだ解脱しておりません。
まさに剣の奥義を求めた山岡鉄舟先生にふさわしいのでございます。
「循環無端/めぐりめぐって終わり無し」とは私の好きな、
山岡鉄舟先生のお言葉でございます。

しかし、この聖観音菩薩、でかいな~、牛久の大仏程ではないにしろ。
それに、金色だから眩しい~。
観音様は金色と決まっておるのでいたしかた無いですが。

全生庵のホームページになんと!
名作ビデオ『山岡鉄舟』シリーズが動画配信されております。
お好きな方はご覧になってはいかがでしょう。

http://www.theway.jp/zen/teshhu_doga.html

DSC01413.jpg

臨済宗国泰寺派
全生庵
東京都台東区谷中5-4-7

<銀嶺>







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門前の小僧習わぬ経を読む~浄土宗浄心寺

2009年04月13日 12:00

本来なら谷中の寺の事から書くのが、
この「門前の小僧習わぬ経を読む」シリーズにふさわしいのでしょうが、
前から気になっていたんですよ。
この仏像?
向丘2丁目の浄土宗浄心寺の前の建立仏。

DSC01276.jpg

私、仏像が好きで、趣味の切り絵で仏像彫ったりしています。
その切り絵はまさに一大芸術であり、我が家の秘仏ですので、
残念なことにお見せする事はできません。
しかしながら、宗教心はありません。
何故好きかと言うと答えようがありません。
あえて言うなら「様式美」にまつわる屁理屈が好きなのです。

そんな「様式美」を壊すこの仏像、とてもファニーです。
親しみやすさでは近年、類を見ない遭遇仏です。
材質はコンクリートでしょうか?いや、絶対コンクリート。
材質そのものがとても前衛的です。
全身はペンキ塗りですな。実に不安定な微妙な造形美です。
それはいわゆる「ゆらぎ」なのです。
この世は諸行無常ですから、このような「ゆらぎ」があって
当然と言えるのです。
仏が纏う衣は流線美があるものですが、このおっさん仏には
見当たりません。
「大体、こんな感じ」で作られたような感じです。
このいい加減さが実に素晴らしい。
何故なら、形の「いい加減さ」と造る「熱意」は別物だからです。
緻密に作られたものだけをありがたがってはいけません。
円空の仏像なんかほとんどいい加減に作ってるように見えます。

このありがたいファニーさは、
「大体、こんな感じ」と言う自由な制作意欲、
その辺りの尊い「おき楽さ」から醸し出しているのでしょう。
まさに自由闊達、なにものにも捕われておりません。
人はそれを「無我の境地」と言うのでしょう。
下から見上げるとより一層、親しみを覚えます。
ゴースタバスターズに出て来た「マシュマロマン」にも
どこか似ております。
表情を伺うところ、このおっさん仏まだ解脱はしていないようです。

DSC01278.jpg

「親しみ」と書きましたが、この場合「ご利益」があるかどうかは別です。
手を合わせたりはしませんし、またそんな人も見た事はありません。
浄心寺の看板がわりなのでしょう。
この仏、いや、おっさん仏は誰?
大黒天のような、恵比寿様に似てるような??
まあ、江戸ですから大黒天かと思われますが、
そこら当りもまた「大体こんな感じ」感が出ています。


浄心寺のホームページを見てもこのおっさん仏に関してはノーコメントです。
このおっさん仏の身元が知りたい。
がっ!「秘してこそ花」の言葉があるように、
「秘してこそ大体こんな感じ仏」と私は敬うのです。

浄心寺のご本尊は阿弥陀如来、右に十一面観世音菩薩、左に勢至菩薩。
浄土宗ではこの組み合わせが多く、スタンダードな組み合わせですが、
この門前のおっさん仏と違い、ご本尊はとてもゴージャスです。

浄土宗・浄心寺
東京都文京区向丘2丁目17-4

<銀嶺>







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